クリスチャン・ベール主演、クリストファー・ノーラン監督によるDC映画『ダークナイト ライジング』のパンフレット紹介とレビューです。
パンフレットの中身を知りたい方、買おうか迷っている方はぜひ参考にしてください。
目次
総合評価
レビュー
インタビューの情報量が少なく、ノーランファンには物足りなさを感じそう。
しかしそれ以上に、メイキングとコラムの数・質ともに最高です!
- ブルース・ウェイン(バットマン)の生き様
- 『ダークナイト』シリーズがアメコミ映画界にもたらした影響
- クリストファー・ノーランの類まれなる監督術
上記の考察が、1回では読み解けないほど膨大、かつ詳細に書かれています。
このシリーズの影響や凄さを知りたい方は、『ダークナイト ライジング』のパンフレットが一番です!
参考 『ダークナイト ライジング』パンフレットの詳細楽天市場キャストインタビュー【評価★4.0】
クリスチャン・ベール
本作をもって3部作が完結するが、このシリーズが何をもたらしたのか、今の僕にはまだ語ることができない。1度でなく、何度か観直し、その後にようやくわかるんじゃないかな。
- 物語が完結した感想
- 『バットマン ビギンズ』と『ダークナイト』について
- 前作からのプレッシャー
- バットマン・スーツ
- クリストファー・ノーラン監督に対する尊敬
スタッフインタビュー【評価★4.0】
クリストファー・ノーラン監督
エンディングは、最初に考えた。いつだってそうだ。どの映画を作るときも、エンディングはとても大切だ。脚本を書き始めるずっと前から、この話がどう終わるのかは決まっていたんだ。
- 続編を作る際のチャレンジ
- エンディングについて
- トム・ハーディ演じる「ベイン」について
- シリーズが完結した感想
メイキング【評価★5.0】
ゴッサムがブルースに与えられるのは苦しみと悲劇しかないとブルースに伝えることは、アルフレッドにとっても辛い。だが、アルフレッドの言う通りだった。観客の立場で考えてみると、アルフレッドというのはこの驚くべき世界における人間性を象徴しているんだと思う。(マイケル・ケイン)
クリストファー・ノーランを最終章へと駆り立てる、ブルース・ウェインという人物の旅
- 『ダークナイト』の物語
- 今作のブルース・ウェイン/バットマン
- ブルース・ウェインの旅を描いた、クリストファー・ノーラン監督
- クリスチャン・ベールが語る、今作のブルース・ウェイン
冷酷無比な男ベインと、魅惑的な怪盗セリーナ・カイル
- ベインのキャラクター
- ジョーカーと異なるタイプの悪役
- セリーナ・カイル/キャットウーマンのキャラクター
- アン・ハサウェイが語る、セリーナ・カイル
- セリーナ・カイルとブルース・ウェインの関係
唯一無二の俳優陣が演じる、ゴッサム・シティの命運を握る登場人物たち
- クリスチャン・ベール
- アン・ハサウェイ
- トム・ハーディ
- ゲイリー・オールドマン
- ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
- マリオン・コティヤール
- マイケル・ケイン
- モーガン・フリーマン
- ノーラン監督による、3部作の振り返り
コラム【評価★3.5】
悪徳で腐敗した世界を憎みながら、善悪の境界に揺さぶりをかけ、自分の悪を復讐という動機で内面化した怪物がベインです。ベインとの戦いの果てに、闇の騎士はいかなる行動によって世界を悪から救出するのか?その答えが『ダークナイト ライジング』です。(中条省平)
バットマンの魅力は、キャラクター性はもちろん、そのデザインも大きいと思います。もっとも重要なのは、あの大きなマントです。マントを絶対必要とし、それを纏うことにより完璧なデザインとなるヒーローを、バットマンの他に僕は知りません。(桂正和)
3部作と書いたが、実はノーラン版バットマンは5部作なのではないかと睨んでいる。もし未見なら、ノーランが本3部作の合間に撮った『プレステージ』と『インセプション』を観てほしい。それぞれ「対照的な2人の男の対決」「自己の深層心理との対決」という本3部作の主題がそのまま持ち込まれている。(長谷川町蔵)
- 生前限りあるの杯(芝山幹郎)
- 3部作を通じて描かれる、善と悪の境界線の揺らぎ(中条省平)
- バットマンのヒーローとしての革新性(桂正和)
- クリストファー・ノーランの監督術(原田眞人)
- 自意識、自警団思想を巡る、闇の騎士の精神的遍歴の物語(吉田広明)
- ブルース・ウェイン、あるいはヒーローという名の仮面(白倉伸一郎)
- クリストファー・ノーラン作品の考察(長谷川町蔵)
おすすめしたい人
- 『ダークナイト』シリーズのファン
- 専門家による『ダークナイト』シリーズの考察を読みたい人
- クリストファー・ノーラン監督のファン
- クリストファー・ノーラン監督について知りたい人